第19回学術集会のご案内(第1報)
東京女子医科大学看護学会 第19回学術集会のご案内
「ヘルスケアを拓くアートの可能性」
【会期】2023年10月7日(土) オンライン開催
東京女子医科大学看護学会第19回学術集会 大会長 青木 雅子
1.メインテーマ「ヘルスケアを拓くアートの可能性」
保健医療福祉教育におけるIT化は進歩の一途を続け、時間と場所の壁は無くなり、メタバースの中で討議も課題解決も図ることが可能になってきました。AIの活躍も欠かせない時代になり、状況によってはリアルな人間間から離れる場合もあります。
一方で、ヘルスケア実践者は人間社会の中で、人間を対象として対象者にとっての最善を考え抜きながら実現しています。そこには「知識・技術、そして感性と人間性」を伴った「アート」が求められており、対象者のビジョンに向けて、あるいは、苦痛や不安を最小限にするために、また、健康回復や増進のために、「アート」をサイエンスに組み込みながら実践していると思います。例えば小児看護では、子どもの権利を尊重するケアの一つにプレパレーションを実践しています。これは「病気、入院、検査、処置などによる子どもの不安や恐怖を最小限にし、子どもの対処能力を引き出すために、その子どもに適した方法で心の準備やケアを行い、環境を整えること」ですが、このケアはサイエンスのみならず看護のアートによるところも大きいと考えています。
アートは多様で深い意味をもつことから、ヘルスケアへの適応や対象者の力を引き出す支援も無限にあると思います。第19回では、アートをヘルスケアの中で実践する実践家として、アートへの期待や発展と可能性とともに、アートの視点から看護の対象となる方々にとっての「最善」を考えていければと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
2.会期・開催方法
・会期:2023年10月7日(土)
・開催方法:オンライン開催。詳細は随時東京女子医科大学看護学会ホームページ上で公開いたします。
3.演題申し込み
・2023年2月~2023年6月30日(金)締め切り(予定)
・研究発表もしくは実践報告についての演題を募集いたします。
4.参加申し込み・参加費
・会員:3,000円 非会員:4,000円 大学院生:1,000円 看護学生:500 円(予定)
・申し込み方法:2023年2月以降にお知らせいたします。
5.プログラム(演者・シンポジスト敬称略)
1)大会長講演
青木 雅子(東京女子医科大学看護学部 小児看護学)
2)特別講演
小川 公代(上智大学外国語学部英語学科 教授)
3)教育講演
村上 史明(筑波大学芸術系 助教)
4)セミナー
大島 由起雄(きずなメール・プロジェクト 代表)
5)シンポジウム
稲野辺 奈緒子(東京女子医科大学看護学部 基礎看護学)
北野 進(東京都立松沢病院 精神看護専門看護師)
権守 礼美(シャイン・オン・キッズ/国立成育医療センター 小児看護専門看護師/ハンドラー)
6)一般演題口演/ポスター
6.事務局
・学術集会:東京女子医科大学看護学会19回学術集会実行委員会